2014年3月15日土曜日

くまモンとみしまる君についての一考察。

 ゆるキャラのブームがやってきて,くまモンやふなっしー(非公認)が有名になりましたね。三島市にもマスコットキャラクターがいて,「みしまるくん」というのがいます。あと,「みしまるこちゃん」ってのもいるんですが。
<参考(みしまるくん&みしまるこちゃん>http://www.city.mishima.shizuoka.jp/mishimaru/mishimaru_city_content010168.html
 で,この間ゆるキャラグランプリなるものがあって,62位だったとかなんとか。なぜ,上位に食い込めないのか,元祖御当地ゆるキャラグランプリ王者のくまモンと比べてみた。

 ちなみに,画像とか張って解説したいのは山々ですが,著作権の問題がありますので,画像を確認できるリンクを張るだけにします。別にめんどくさいとかそういうわけじゃないからね。

 まず,くまモンについて。
https://kumamon-official.jp/profile
 これは,もう,デザインが洗礼されています。
 シンプルです。実にシンプルです。どっから同意見ても熊ですし。ただ,ちょっと黒過ぎる気がしますが,それでも立派な黒い熊です。漆黒のくまです。
 黒は熊本城が黒を基調としているといるからということらしいですが,おそらく誰もそんなことは気にしていません。
 だがしかしですよ。熊で御当地キャラといえば,ほぼまつがいなく,もとい,間違いなく熊本県を思い浮かべるはずです。素晴らしいです。日本の識字率の高さを利用した高度なコマーシャルです。熊本県と言えば名産品は・・・ということはくまモンを見ただけでは分かりません。彼は熊本の「熊」であることを全力で,純粋に,わき目も振らず,PRしているのです。そう。くまモンを見て熊以外の情報は得られません。
 それぐらい,シンプルなデザインのほうが,分かりやすいのです。そして受け入れやすいのだと思います。

 一方のみしまるくん
http://www.city.mishima.shizuoka.jp/mishimaru/mishimaru_city_content010168.html
 これはあかんですわ。情報が多すぎます。これもあれもと言わんばかりですわ。これでは森の木ですわ。山の枯れ木ですわ。
 PRしたいことはたくさんあるのは分かりますが,絞り込みましょう。そして分かりやすくするべきです。街のコンセプトを表現するべきです。WhatやHowではなくWhyを。
 ただ,このキャラのいいところはいろいろな所にいろいろな格好でさまざまなPRを行っていることです。そうしたコツコツPRを行うことは小さい町ならではというところだとおもいます。
 あと,もちろんみしまるくんの主張のとおり,三島は自然が多い,良い田舎だとおもいます。川や山とかがあって,三島大社などの古いものがあって。公園がたくさんあって。それらを表現するには他に方法があるのではないかとおもうしだいでございます。

 かってに考察してみましたが,理系の僕にデザインの何がわかるのかと言われると返す言葉はございません。がしかし,すっきりしているとこに越したことはありません。デザインといいますが,かっこいいとかかっこ悪いとそういうのもありますが,機能や意味,理由なども大切なのだとおもいます。PRするマスコットキャラクターならPRするためのデザインと言うのが有るはずです。それは必ずしもPRしたいものが,デザインで表現されている必要が無いとおもいます。一番コアなものをデザインで表現すればいいとおもうのです。
 戯言でしたが,以上です。

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